ANAと陸の魔王

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仕事・プライベートを666%充実させる方法

「伝え方が9割」要約だけでは、1割も伝わっていない!

有名ですよね

 

最近『伝え方が9割 ②』もでたので、本屋さんでよく目にします

 

有名すぎて、しっかり読んだことがありませんでした

 

パラパラめくると、『ギャップ法』とか、『クライマックス法』とか書いてあります

 

一つ一つの内容は、すごく画期的なわけではないので、タイトルのネーミングがすごいから売れているのかな?と思ってました

 

しかし、最初からしっかり読んでみると、筆者の言いたい事は、『〇〇法』という技術の解説ではないんです!

 

伝えたい事は、誰にでもできる、という事!!

 

この事はネットの要約には書いていません。伝え方の技術、一つ一つが注目されてしまっているからです

 

ストーリー

この本には、ストーリーがあります

 

例えばこの本の作者が、小さい頃から人気者で、自分の長所を活かして、コピーライターの仕事で成功し続けている。

 

という人物であれば、ここまで説得力は無かったと思います

 

才能があったとしても、みんな努力をして結果がでると思いますけど、スタートラインが違うように感じてしまいます

 

特に、仕事として日々言葉を考えている人と、それ以外の職業の人では、言葉を考えるという事にあてる時間も重みも違うはずです

 

しかし、筆者の佐々木さんは、真逆でした

 

小さい頃から、コミュニケーションが苦手であり、コピーライターの仕事も偶然ついてしまった。

 

そこで、自分の秘められた力が発揮されるのかと思いきや、最初は失敗続きです

 

苦手なことの失敗を、重ねたからこそ、誰にでもわかりやすいような体系化ができたんだと思います!

 

例えばスノーボードで、上手い人が初心者に教えると「遠くを見て滑りな!」ってよく言うと思います

 

でも初心者は、どこまで遠くを見れば良いかもわかんないんです

 

前にいる人なのか、下にある小屋なのか、はたまた空なのか?

 

私は、まだまだ初心者なので「滑りたい方向の、次ターンするあたり」ってアドバイスができると思います。

 

初心者と上級者だと、滑るスピードが違います。ゆっくり滑っているのに、そんな遠くを見る必要ないんです。逆に前の人とぶつかります

 

自分が、最初から上手に出来なかったからこそ、たくさん考え、悩んだんだと思います

 

だから、誰でもできる

 

苦手だった事を苦労し、コツをつかんだ瞬間の感動が伝わってきます

 

内容

この本で紹介されている技術のメインは2つです

 

  1. 相手目線で、NOはYESに変えられる
  2. 強い言葉は、作れる

 

この2つはどちらも、『伝え方』が重要という事です。意味が同じでも、言い方や書き方一つで、受けての感じ方は全く違います。

 

1.NOをYESに変える

要するに、相手の立場に立ってみる

 

これに尽きます。

 

言うのは簡単でも、やるのは難しいです

 

営業でも、会社内でも、プライベートでも相手が望んでいない事なら、いかに上手く話しても意味がありません

 

自分の言いたい事を、第一声で話してしまうのではなくて、相手が満足してくれれば、自分の要望もきっと受け取ってもらえるはずです

 

まずは、相手に喜んでもらい、その代わりに自分の望みも聞いてもらう

 

『需要と供給』と言い換える事もできます

 

例えば、夜何人かで歩いていると、「飲み放題が安いですよ!2次会にいかがですか?」って声かけらると思います。

 

だいたいの人が、断るか、無視します

 

必要ないからですよね。

 

美味しいお店は知っているし、もしかすると、もうごはんを、食べ終えているかもしれません

 

ネットで口コミを見てから、選ぶ事も出来るのに、いきなり声をかけられても、困ってしまいます

 

どんなお店の雰囲気で、どんな味なのかもわかりません

 

でも、もしあなたが、会社の若手で1次会が終わり、2次会を取り仕切る事に、なってしまったとします。そして、そこが土地勘もない場所だったら、どうでしょう?

 

焦ります!

 

どうしようーー!

 

先輩達を何人も待たせて、ケータイで調べる訳にもいきません。

 

そんなときに、「2次会どうですか?カラオケ付きで、大人数でも大丈夫ですよ。」と声をかけられたら…

 

すごく、ほっとします!

 

会社の飲み会なので、美味しいとか、店がきれいとか、どうでもいいんです!

 

すぐに大人数が入れて、カラオケまで付いている!ここまでくれば文句も出ないでしょう

 

自分の要望ばかり伝えても、だいたいそれは通りません。

 

相手の立場を考えると、伝え方一つで変わります

 

強い言葉は、作れる

人の記憶に残る、強い言葉の分析です

 

筆者は、名言を5つのパターンに分けました

 

確かに言われてみると、納得します。本で紹介されている言葉は、どれも覚えようと思ったわけではないけれど、記憶に残っています

 

短い文でも、伝えたい内容とは別に違う言葉を引き合いにだすという言です。

 

言いたい事を考えて、その後で工夫する

 

素晴らしい文が、いきなりまとまって思いつくわけではないんですね

 

映画『燃えよドラゴン』の名台詞「考えるな、感じろ」で言いたいことは、「感じろ」ってことです

 

前にある「考えるな」はなくても意味は通じるんですけど、敢えてつけてます。

 

こういう風にして、強い言葉を分析すると、面白いほど、この5パターンのどらかに当てはまってしまいます。

 

キャッチコピーは、一つの文で思いつくのではなくて、まず伝えたい事があり、それをどうやって印象に残る言葉にするか工夫する事でできてるんですね!

 

感想

便利になって、いろんなところで本の情報もわかるけど、実際に読むと、全然印象が違うと思いました。

 

有名だからこそ、テレビやネットで内容の一部は耳に入ってきますけど、本当に伝えたいことや、そう思った経緯まではわからないですよね

 

「伝え方が9割」はまさにタイトル通りの本ですが、筆者が苦労してつかんだコツや感動が詰まってます。

 

やはり、苦労した分わかりやすい

 

伝え方を解説している本だけあって、一気に読めました!

 

スラスラ読めないと、伝わらないないので当たり前なんですが…

 

そして、何と言っても最後のページ

 

思わず読み返してしまいました!

 

「伝え方が9割」の筆者が、読者に送る『最強のメッセージ』が書かれています

 

伝わらないはずが、ありません!!

 

 

▼書籍の紹介

伝え方が9割

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