見れば、絶対癖になる映画「パルプ・フィクション」
映画「パルプ・フィクション」
概要
『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)は、1994年のアメリカ映画。クエンティン・タランティーノ監督による作品である。
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した。その他にも多くの賞を獲得した。
おおまかなストーリーとしてはひとつのマフィアの話となっており、その中にいる人間の短編ストーリーとなっているが、時間的な順序とは異なった流れで構成されている。
最近は、タランティーノ監督の作品ばかり見ています。前から気になっていた、「パルプフィクション」を見たので感想を紹介します。
見た直後の印象
とにかく、演技がかっこいい!!!
もうこれに尽きます。内容とか、どうでもいいような気すらしちゃいます
もう誰が主役なのか、わからない
ジョントラボルタは、渋くてかっこいいし、サミュエルLジャクソンは、いつものギョロッとした目つきで高圧的!
ユマサーマンやブルースウィリスが、ストーリー上では脇役扱いされているところも面白い。
笑っていいのか、真剣に見なきゃいけないのか、よくわからないシーンが連発します。
「レザボアドックス」でも「ヘイトフルエイト」でも絶対でてきますよね、「美味しいコーヒーのシーン」。今回もあります!
そしてオープニングがずるい、あれは引き込まれちゃいます
感想
【ネタバレあり】
「パルプフィクション」という名の通り、くだらない話の寄せ集めがテーマです。この表紙の、ユマサーマンが主人公なのかと思いきや、全然違いました。
「パルプフィクション」の一番の見どころは、時間軸がバラバラな所。
とにかく頭を、ごちゃごちゃにさせられる
これでもかっ!ってくらい、わざと混乱させるような、作りになってます
最初のシーンが途中で途切れてオープニング、そして、時間が前後しながらも話が進んでいく。映画の最後で、最初のシーンとつながります。
最初は、「よくあるパターンかな」と思いました。
冒頭に崖っぷちのシーンが流れて、それからそのシーンに至るまでの説明。
そしてラストシーンで、最初の崖っぷちシーンに戻るあれですよね。
「あれ?おかしい・・」
「だって、あの人・・・・!」
ラストシーンまで見続けた時点で、騙されてしまっています。ラストシーンが、実際の時間軸の最後ではありませんでした。
映画の結末は、もうすでに見終えていたということです。
映画のラストシーンから、もう一周映画を見続けると、面白いほど関係性がわかってきます。このラストシーンを見る事で、一番不可解だった部分がスッキリしました。
ポケモンマスターになった後、「何度も外から見てきた、ハナダの洞窟」へやっと入り込み、ミューツーを捕まえる、まさにあの時の気分です。
1回目に見ていた時は、なんの意味もわからなかったシーンが、「こことつながってくるのか!」って気づきます。
それぞれの、短編ストーリーの登場人物は、他のストーリーでも少しだけ関係性があります。全部のストーリーが繋がっているわけではないけれど、少しづつ重ります。
1回だけより、絶対に2回目を見た方が楽しめる映画です。タランティーノ監督の割にはグロいシーンは少な目だったと思います。