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乾くるみ「スリープ」意外などんでん返し

スリープ (ハルキ文庫)

 

乾くるみさんの作品は、「イニシエーション・ラブ」、「リピート」、「セカンド・ラブ」と読んできました。

 

どの作品も、終盤で物語が逆転して、今までのストーリーとは、違う面を見せてくれるところが面白かったです。

 

他の作品では、終盤で「えっ!違うじゃん」見たいに気づかせる仕掛けがあります。

 

「スリープ」では、意外にも答えを簡単に教えてくれています。

 

その分は自分で考えて、悩む時間がなかったので、物足りなかったかなと、思いました。

 

「スリープ」概要

テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。撮影の休憩中に、ふと悪戯心から立ち入り禁止の地下五階に迷い込んだ亜里沙は、見てはいけないものを見てしまうのだが。どんでん返しの魔術師が放つ傑作ミステリー、待望の文庫化。

https://www.amazon.co.jp/スリープ-ハルキ文庫-乾-くるみ/dp/4758436584

 

 『冷凍睡眠』と説明にあるので、内容はなんとなく想像できるんですが、やはり、いい意味で裏切る仕掛けがあります。

 

感想

 仕掛けに気づく面白さが、少なかったですが、読み終えてもう一度考えて見ると、うまくできているなと思いました。

 

系統は、「イニシエーション・ラブ」や「セカンド・ラブ」と似ています。

 

自分がこうだと思って見ていた、人物が実は全くの別人であるというパターンです。

 

別の人の立場で、本を読み返すと不可解な行動にも納得できてしまいます。

 

登場人物も多いので、誰がどのように関わってくるのか注意して読みましたが、ほとんどがカモフラージュだったように感じます。

 

肝心の部分が、自然と繋がることで仕掛けがわからないようになっていました。

 

【ここから、ネタバレあり】

 

 

 

 

 

 

冷凍睡眠から目覚めた、その世界は2036年。

 

確かに最初から、腑に落ちない部分はあったので、真実を知ることでスッキリしました。

 

腑に落ちない部分

  1. 高額スキャナーの嘘
  2. 急激な科学の発展

 

第1に、未来研究所の地下にある、物質の動きを全て撮影できる高額スキャナーの話が全て嘘であるという事。

 

作中では、最初に1枚の撮影に何十億もかかる、超高額なスキャナーの話が実は嘘であり、人間を気絶させ心肺停止にする装置であったと想像されます。

 

これが、なんとなく腑に落ちませんでした。詳しく説明した割に、後からあれは嘘です!っていくらなんでも、おかしいと思いました。

 

第2に、2036年に冷凍状態の物を、細胞の破壊なしで解凍する事が出来るほど技術が発展しているのか⁈という点。

 

冷凍した食べ物を、ある程度ドリップ少なく解凍する技術まで発展できる事は考えられますが、冷凍していた魚を解凍したら、生き返るってちょっと科学の進歩が発展しすぎですよね!

 

もし、そこまでの科学の進化があったなら、作中の亜里沙の質問でもあるように、車が空を飛んでいても、全く不思議は無いように感じます。

 

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